カマック・ライフの裏話
どうもお久しぶり・・・ではありません。
今回は先月から続けての投稿となります。
いつもこのブログではゲームのレビューだったり旅行記だったり書いていますが、今回はおかげさまでWWAコンテスト2023で3位を頂きました「カマック・ライフ」の攻略情報と裏側についてご紹介いたします!
plicy.netこの記事はWWA Advent Calendar 2023の3日目の投稿となります!
攻略情報
さて、恐らくみなさんが一番望んでいるのは攻略情報だと思いますので、最初に作者目線で解説するカマック・ライフ攻略法をご紹介したいと思います。
こちらで紹介する攻略方法はハードモードでゼロディングを目標とした情報になります。
システムに慣れる
早速ですが、いきなりハードモードで始める必要はありません。本作はリアルタイムで時間が流れて「満腹度」「眠気」が上下していくシステムなので、最初はイージーで始めた上でシステムに慣れていくのが良いでしょう。
駅のすぐ西側に図書館があるので、そこで本作のシステム説明や生活を送る上でのコツを知ることが出来ます。
最初の難易度画面でも説明されてますが、難易度が上がるに連れて面倒くさい要素が増えていきます。
イージーだと「生命力」「満腹度」「眠気」だけですが、ノーマルだと「清潔度」がハードだと「幸福度」が加わります。
イージーでは生命力を気にしつつ働いてお金を稼いだ後に食堂でご飯を食べて、ホテルで寝るだけで良いのですが、ノーマルだと毎日銭湯に行って「清潔度」を気にする必要がありますし、ハードになるとたまに仕事をしない日を作ったり、ゲーセンで気分転換をして「幸福度」を高い値で維持する必要がでてきます。
そのため、まずはイージーで初めてシステムに慣れたらノーマルを試し、ノーマルでも慣れてきたらハードに挑戦するのが良いでしょう。
ちなみに高難易度プレイ時に開放される隠し要素は以下のとおりです。
- ノーマル
- ゼロディングを見ることができる
- ハード
- 通常クリア時に人生モードの解放方法が分かる
- 通常クリア時にゼロディング到達方法のヒントが貰える
- 人生
- 通常クリア時にゼロディング解放方法の詳細手順が分かる
- ゼロディング到達時にデバッグルーム解放方法が分かる
単純にゼロディングを見たいだけならノーマルだけでも十分ですね。
ちなみにストーリーの展開については人生モードのみ最後の展開が少し異なりますが、基本的に大きな違いはありません。
純粋にストーリーを楽しみたいだけならイージーでも十分です。(そもそも楽しめるようなストーリーあんま無いですけどね)
1日のルーチンワークを決める
本作は店ごとに営業時間が決まっているため、変な生活サイクルになってしまうと食堂や職場が開くまで何も出来なくなったりしてきます。
なので、1日のルーチンワークを決めてそれに沿って1日を送ることがオススメです。
自分が検証用にプレイしてた時には、ハードモードで以下のようなルーチンワークで動いてました。
- 9時:起床して食堂に移動
- 10時:食堂に到着してモーニングセットを食べまくる
- モーニングは最もパフォーマンスの良い食事になるため
- 12時:食堂を出てスーパーに移動
- 13時:スーパーで働く
- 19時:退勤
- 20時:バトル銭湯に移動して各種トレーニング+入浴
- 23時:バトル銭湯を出てカプセルホテルに向かう
- 0時:カプセルホテルで就寝
- 8時くらいに目覚めるが、1時間はバッファ用に取っておく
このルーチンワークで進めると「満腹度」「眠気」「清潔度」「幸福度」「生命力」を全部高い値で保ったまま金を稼げる上、攻撃力・防御力も自然と上がっていきます。
このルーチンワークを始める前に体力上昇剤で生命力の最大値を2000くらいまで増やし、時計を買って現在時刻を常に把握できるようにするのと、ルーチンワークが崩れた時に空腹で倒れないためのお弁当を何個か買ってストックしておくと良いでしょう。
ストーリー攻略手順
ここからはストーリーのネタバレを若干含みますので、未プレイの方はご注意ください
ストーリー上の借金返済については、ノーマルエンドを目指す場合にはすべてを返済する必要はありません。
10万エールを返済するとイベントが起きてシンキンに行くことができるので、最初は10万エールを稼ぐ所から始めましょう。
10万エール返済前・返済後も基本的には上のルーチンで生活すれば金と同時に攻撃力・防御力も自然と上がっていきます。
体力上昇剤については上げすぎて困ることはないため、稼いだ金は体力上昇剤の方に回すようにしましょう。
また、体力上昇剤は買えば買うほど値段が上がっていくシステムのため、ゼロディングを目指す場合には体力上昇剤を極力店で買わずにダンジョンで拾ったものを使ったり、体力の上限が近いときにはあえて病院送りされて体力上昇剤を貰ったり、ゲームコーナーでコインを買いまくって交換したほうが安上がりになります。
10万エール返済後は通常ルーチンと遠征パートに分けるようにして、通常ルーチンで能力と金を稼ぎつつ、ある程度溜まったらコンビニでお弁当を買いまくってシンキンに移動してダンジョン攻略を進める流れが良いかと思います。
モンスターとの戦闘をすると猛烈に体が汚れていくので、遠征中はあまり清潔度は気にしないで進めるのも良いでしょう。基本的には朝から冒険を始め、0時をすぎると終電が無くなってしまうのでその前に帰るか、帰れなくなったらシンキンの公園で野宿するのも良いでしょう。
ちなみに終電の時間を気にしながらダンジョン探索するゲームって本作くらいだと思うんですけど、流石にそんなゲーム他には無いでしょ・・・って思ったらありましたね、今年のWWAコンテスト作品の深夜帰宅です
ゼロディングを前提に進めるのであれば、最初に金を貯めまくってシンキンの自宅を購入して家具を揃えてしまうと、物品購入以外ではカマックに戻る必要が無くなってしまい、物品についてもダンジョンである程度は調達できるので完全にカマックに帰らないシンキン・ライフに移行することも出来ます。
ゼロディングの目指し方
最近の私の作るWWAには大体入れている特殊なエンディングであるゼロディングですが、今作にも存在します。
ゼロディング達成には隠しエリアのとある建物から試験を受けて、以下の条件をすべて満たした時に見ることが出来ます。
- 難易度がノーマル以上
- 「幸福度」「清潔度」「満腹度」が一定以上
- 「眠気」が一定以下
- ニコニコ・オヤジ・ローンで返済する借金がない
- アンラッキータイムではない
- ストーリーをラスボス直前まで進める
- シンキンの自宅を購入
- シンキン自宅用の家具をコンプリートしている
- スーパー・コンビニ・カプセルホテルでの仕事を限界まで極めてる
- 給料がこれ以上上がらない状態になればOK
- 生命力の最大値が上限に達している
- 裏ボスを倒す
- 生命力が最大値になっているのが前提なので、当然ですがラスボスを遥かに凌駕するほど強いです
隠しエリアに行くための方法はあえて明示しませんが「寝過ごし」をすることがポイントです。
ゲームの裏側
ボツ要素
- 定休日
Discordでも少し話したのですが、本作では曜日システムは完全に死に要素になってしまっています。本来はFinalStockGameのようにお店によって定休日を設ける予定だったのですが、色々システムを追加した結果これ以上複雑にすると面倒さが増えるだけかと思いまして取り止めにしました。
当初予定だとスーパーは水・金が、食堂は木曜日が、ゲームコーナーと換金所は月・金が定休日の予定でした。
人生モードだけは取り入れても良かったかもしれませんね。
- 死亡要素
前作のロフト・アンダーグラウンドではモンスターにやられると一定確率で死んでしまったのですが、本作でも人生モードでは生命力が0になると一定確率で死んでしまいゲームオーバーになる予定でした。
別にゲームオーバーにせずとも人生モードとして終わりにしてしまえば良いと思いまして現在のシステムに落ち着きました。
当初案だと街中で倒れた時には30%の確率で、シンキンのダンジョンでは駅前で登山計画書を出すことが出来まして、出したら30%、出してないと80%の確率でゲームオーバーになる予定でした。
最終的には人生モードで救急搬送されると死なない代わりに必ずハードモードグレードダウンしてしまうので、当初案のほうがこの点は救いがあったかもしれません。
- 宝くじの確率
管理していたシートからそのまま持ってきてしまうとこんな確率に設定していました。
左側が通常モード・右側はアンラッキータイムの確率となります。
一度ロードをすると5分間はアンラッキータイムが発動しまして、この時間にスロットやら宝くじを買っても全然当たらないように設定されてあります。
確率からも分かる通り、感覚的に当たりやすい6等~4等の確率はほぼ同じで、大きなリターンが得られる3等以上が全く出ないように設定されてます。
このアンラッキータイムは過去作であったような宝くじを当たるまでセーブ&ロードされてしまうことへの対策なのですが、ギャンブル以外でも仕事終了時に減る生命力は基準値を100とすると80~120の間で上下するのですが、アンラッキータイム中は常に乱数最大値である120が減るようになっています。
他にもハードモード以上では野宿した時にスリに遭う確率はハードでは10%、人生では20%なのですが、アンラッキータイム中はそれぞれ20%、30%に増加したりもします。
影響を受けたゲーム
これはゼロディングでも触れてるんですが、本作の特徴的なシステムはいくつかのゲームの影響を受けています。
- 月影の駅
www.freem.ne.jp通常のRPGはもし敵に倒されてGAME OVERになったら最後にセーブした地点からやり直しだったり、昔のドラクエやポケモンみたいにゲームオーバーにならなくても所持金が半分になっちゃうので、普通は電源切ってやり直ししますね。
このゲームだと対人戦の場合には敗北しても敵も大目に見てくれて難易度が低下したり、一定回数敗北しないと見れないイベント(裏を返せばずと勝利し続けないと見れないイベントもある)があったりと、敗北してリセットせずに挑み続けることに価値があるシステムが搭載されてます。
このシステム結構好きでして、前作の「ロフト・アンダーグラウンド」でも一定回数やられないと裏ボスに挑めないようにしたのですが、今作でも病院送りにされたときに体力上昇剤が得られるようになっています。
もちろん無為無策で体力ゼロにさせ続けないように治療費という形でペナルティはありますが、同時に報酬も与えることでむやみにロードさせることを抑制しています。
ロードした際のアンラッキータイムもその目的もあるのですが、あっちはセーブ&ロードで宝くじ無双されるのを防ぐ狙いが大きいですねw
www.jp.square-enix.com結構古いゲームなんですが、曜日システムやら眠気システムなんかはこのゲームからインスパイアを受けています。
本家では食べ物を買って一定時間経過すると腐って食べられなくなってしまうのですが、カマック・ライフの場合には保存料たっぷりなので腐ったりはしません(笑)
武蔵伝の曜日は七曜でなく「月・火・水・風・空・土・日」と五輪書にちなんだ曜日設定だったりするのも好みなポイントです。
ちなみに武蔵伝でもお店ごとに定休日が設けられてるんですが、FinalStockGameも多分それに影響受けてたんじゃないかと思います。
これもちょっと変わったRPGでして、主人公のポックルは500万マネという大金を稼いで再オトナ式を開くというのが目標のゲームになります。
500万マネ貯めてエンディングを迎えることも出来るのですが、トゥルーエンドはミンナの願いを叶えないと達成できません。
本作もこれにちょっと影響受けてまして、借金返済エンドもありますが無為無策に借金を返しているだけではトゥルーエンドまでは到達できないように設定してあります。
おわりに
今回はカマック・ライフの攻略法やら裏話なんかを紹介していきました。
また機会がありましたら自作ゲームの裏話なんかをちょくちょく紹介していこうと思います。
明日のアドベントカレンダーはアルクス様の「WWA『Eden ~骸の園~』の色々な話」となります。
plicy.netWWAコンテスト2023年1位作品のお話となりますので、ぜひご期待ください~!
それでは、また!