ヒラリラーのブログ

ゲームレビュー・旅行記ブログです

街ingメーカー4

お久しぶりです!最近はあまりレビュー出来るようなゲームをあまりやっていなかったもので大分間が空いてしまいました!
この間に逆転裁判6とかプレイしたんですが、4では主人公(笑)だったオドロキくんがこうも成長した姿を見せてくれるものだ…と感動してしまいました。
ストーリーも非常に良く、個人的には3までの勢いが完全に戻ってきたという感じがしました。4は強引な終わり方、5はラスボスの正体が不完全燃焼となってしまいましたが、6については終わり方も歴代最高なんじゃないかってくらい綺麗に締めてくれましたしね。
まだDLCのエピソードはやっていないのですが、近々購入してまたやってみたいと思います。

…そうそう、逆転裁判6じゃなくて今回は街ingメーカー4をレビューしていきたいと思います。

街ingメーカーシリーズは1,2とプレイして来まして、3だけは未プレイなのですが、4は各所で話題になったのでプレイしてみました。

はじめに思ったことが、ロード&セーブが遅い点
…けど、ロード&セーブに関してはプレイ開始時とセーブ時だけで、プレイ中はシームレスにゲームが進行するのでそこまで気にすることはありませんでしたが、セーブをすると1分位時間を取られてしまうので頻繁に…というとちょっと厳しいかもしれないですね。

2の感覚でチュートリアル終了後に街がリセットされるものと思い、チュートリアルで適当な街の骨格を作ってしまったのですが、実は今作では1面2面という概念がなく、チュートリアルで作り続けてきた街を最後まで作り続けるシステムに切り替わったみたいですね。今までは街を1から作り直すのが面倒だったのでこれはいい改良点かと思います。

家やお店などのグラフィックも流石はPS3と呼べるくらい進化しており、まるで本当の街並みのように見えるような風景を作り出せるのが凄くいいですね。ただその反面で、本格街作りシミュレーションのシムシティやビル経営シミュレーションのTHE・Towerと比べるとシミュレーションの戦略性という面では見劣りがしまして、災害やイベントが無いのは当然として、公共交通機関(路線バス・モノレール)の効果があまり無く、渋滞の解消になるくらいでプレイヤーにはあまりメリットがない代物になってます。

2車線道路やモノレール、鉄道、高速道路なんかも設置できる。

住宅もオフィスも駅に近いほど入居しやすい傾向がありますが、フリーモードで駅とタワーマンションだけの街を作ったら殆ど入居者が出なかったので、他の施設との関連性とかもあるみたいです。後タワーマンションなどの大規模住宅より平屋などの小規模住宅の方が入居しやすい傾向があるみたいです。
一面平屋まみれの地区作ったときにあっという間に入居者で一杯になったのに、隣に立つタワーマンションにはいくら待っても誰も入居しない…ってこともありましたしね。けれど戦略性が無いってのは今までの街ingシリーズでもそうでしたし、今に始まったことではないのですけどね。

それと、過去作と比較して色々な機能が削除されたと話題になりましたが、削除された機能の中には割りと面倒な要素が含まれたりしてまして、安易に批判するのはどうかなぁ・・・という感じがしました。

例えば、新しく建物を建てるときは今までは街の住民に、建てたい建物の知り合いがいるかを粘り強く聞き込むか、電話帳で前の街から引っ越してもらう必要がありましたが、今作ではポイントを使って建てるシムシティ方式になったことで、聞き込み周りの煩わしさからは開放されるようになりました。

街の住民との会話システムの削除についても、会話システム自体に結構面倒なところがありまして、過去作では街の住民それぞれにプレイヤーとの親密度が設定されており、親密度が上がればその住民の知り合いの建物を誘致してくれるようになり、更に上げるとその住民の家が電話帳に登録されて別の面に移ったときでも、その街に呼び寄せることが出来るようになるのですが、親密度を上げるにはいちいち住民に話しかけなくてはいけないし、1日2回以上話しかけるとウザがられて親密度が上がらなくなってしまうので、何日かに分けて地道に上げる必要があるんですよね。その為には面白くもなんともないオヤジギャグやなぞなぞに答えなければいけないこともしばしばで、初めは面白くても中盤を超えると作業感しか感じなくなってしまいます。

それと比べれば今作は住民との信頼度も、もっと言えば建物の中に入ったり住民と話しかけることすら出来なくなっているので、この点ではストレスが軽減されてますね。
…が、流石に建物を建ててしまえば住民は飾りというスタンスはやややり過ぎな感じもしますが…せめて個別の名前と簡単な会話くらいは出来るようにして欲しかったです。

一番ストレスが軽減された面としては、住民のワガママ具合が減ったという点がありますね。1や2などでは住民が頻繁に○○を誘致してくれと言ってきて、手をこまねいていると街全体が不満の色で染まってしまい都市開発どころか不満の対処で右往左往するハメになってしまいます。
更に酷いのが、民家がオフィスを要求し、オフィスを誘致するとオフィスが工場を要求します。工場を建設してやると今度は民家が工場の騒音が酷いから退去させてくれと言い始める…

どうすりゃいいんだよ!

正解としては、オフィスを挟んで民家と工場を離して建設する。ですがこれがまた面倒くさい、特に要求し始める時は要求するテナントの周辺の土地は埋まってたりして思い通りに面積を食らう工場を建てるのは難しかったりと、全員の希望を叶えるのは無理な話なので、数件まとまって要求している物だけ解決して、後は不満度がMAXになって勝手に退去してくれるのを待つみたいなやり方でしたね…

話が2の方にそれてしまいましたが、4の不満点をもう一つ上げるとすると下の画像見たく住民が常に隊列歩行なんですよね。朝方とかバス停に100人位並んでて、それを1台のバスで捌いてるのを見て車内はどうなってるんだ…って思ってしまいますね。ちなみに朝方郊外を出発したバスが駅に到着するのはもう夕方なんですけどねwww

街4のいい点を上げるとすると、メインモードをクリアするとポイント無制限で建物が建て放題になるフリーモードがアンロックされることですね。これは資金を気にせずに自由に都市計画を建てられるので、理想の町並みが簡単に作れてしまいます。
しかもフリーモードは住民が要望を出してこないと言ったメリットもあるので、ストレスなしで町並みを作ることが出来ます。ただ、フリーモードではトロフィーが取れないのだけが要注意ですね。

ここまでをまとめると、街4の一番の変更点は1や2であった街の住民と交流を深め、新しい建物を誘致していくというシステムから時間経過によるポイント制に移行した点ですね。
1や2では住民との交流して仲を深めなければいけない煩わしさがありましたが、4の場合その煩わしさが無くなった反面でひたすらポイントが溜まるのを”待つ”と言う点に煩わしさが移ったわけですね。
思うにThe・Towerのような倍速機能などを搭載してくれればもうちょっと別の評価になったんじゃないかなあ…という感じがします。

そもそもを言えば、”待つ”のいう一点だけでクソゲー呼ばわりするのであれば今のソシャゲなんかは1日の行動制限やら疲労による連続出撃が不可だったりとひたすら待たされる要素が満載ですし、そっちはどうなるんだ!とは思いますがね。

ただ、この街4というか街ingメーカー自体がシミュレーション要素が薄く、街の住民との交流を特徴にしたシリーズだったんで、最大の特徴を奪われてしまった今、自分の好きな町並みを作って楽しむレイアウトゲーに近くなってしまったような気がしますね。
オープンワールドゲームとしては失敗しても、好きな女の子を超フリーダムに配置できることに注目された夏色ハイスクルみたいだなぁ…

最後に言いたいこととしては

街ingメーカー4はクソゲーではない!
ということですね。

現在PS4と同時購入したゲームがペルソナ5トロピコ5,Fallout4とどれも廃人育成ゲームなので、クリアするまでにどれくらいかかるかわからないですねぇ…特にP5は驚異的な中毒度で、休日なんかは気づいたら12時間プレイしてて朝になってたとかそれくらいの中毒性がありますんで、適度に自重してかないと生活に支障をきたしちゃいますね。
それではまた!