A列車で行こう はじまる観光計画
お久しぶりです!
以前かったA列車シリーズであるA列車EXPは随分ハマっちゃいまして、仮想世界の路線再現を散々したものですが、路線再現ではなく純粋なゲームとしてはシナリオ1つクリアしただけで満足しちゃいました。
そんなわけでSwitchの新作として今作「A列車で行こう はじまる観光計画」の発売はどんなものかと楽しみにしていまして、買ってからシナリオ1~3までクリアしてみたのですが、今回はそのレビューを軽くしていこうかと思います。
今までゲームレビューは毎回1万字くらい思いの丈を全てぶつけて書くのが常だったのですが、それだと書くのが大変でクリアしてから数カ月後に投稿とかザラだったので今回はライトに書いていきたいと思います。
今回は速度重視とは言ったんですが、クリアしてから半月くらいは経過してるんですよね。それまで何をしていたのかと言うとこの間キャプチャーボードを買いまして、Switchのプレイ動画を簡単にPCに取り込めるようになったんです。
以前からSwitchでも動画保存とかSSの保存は出来たのですが、SSは良いとして動画については30秒しかキャプチャ出来ないという制限付きなのでSwitchの機能だけでやろうとすると30秒以内毎にキャプチャ動画保存して、MicroSDからデータ持ってきて編集で繋げるという大変面倒な手間がかかっていたのですが、このキャプチャーボードのおかげでその制約は外れ、10分でも30分でもPC容量が許す限り録画が出来るようになりました。
そんなわけで折角録画できるようになったのだからここは何か作ってやろうと思いまして、以前から気になっていたゆっくり実況動画を作って投稿して見ました。
それがこちら
ゆっくり実況って最近は良質なコンテンツ溢れてまして、ネタさえ思いつけば私でもなんとか作れるだろうと自己流で作ってはみたのですが、これがまあ大変なこと大変なこと。技術的な難易度と言うよりかは手間暇がとにかくかかってしまいまして、これで連休がほぼ潰れる結果になってしまいました。
正確にはこれはゆっくりボイスではなく、OpenJTalkと呼ばれる音声合成システムでして、ゆっくりはSofTalkを使用しているので厳密には違うのですが、まあ電車と気動車の違いなようなもので普通の人にはあまり関係ない事柄ですね。
どんな感じで動画作ったかについては長くなりすぎちゃいますし、本作解説から外れちゃうので省略したいと思います。
どんなマップを作ったかの結果については解説動画に全て載せているので、ブログの方では街を作るまでの過程だったりゲームとしての感想をずらずらっと書いていきます。
本作はチュートリアルとしてシナリオ1、各種機能がアンロックされた実践的なチュートリアルとしてシナリオ2,その2つをクリアしたら他のシナリオを自由にプレイしていくという形で進行しまして、今回はチュートリアル2つに加えて実践編として難易度「普通」でシナリオ3をプレイしました。
シナリオ1:「はじまる観光計画」
シナリオ1の目標としては観光客20万人・人口2万人と最初のチュートリアルだけあって非常にシンプルなのですが、体験版では期限が1年の縛りがあったせいで1年以内にこの2つを達成するのは難しかったようですね。ただ今回は製品版なので1年目に観光客20万人は達成して、あとはひたすら人口2万人を達成するまで放置し続けてあっさり達成しました。
A列車EXPでは単純に列車が動いているだけで、自家用車とかは自分で設置しないと出てくれないですし、人に至っては無人で駅についても列車のドアは開かずに都市シミュレーションよりかは鉄道模型を走らせているような感覚に近いのですが、観光計画の方では解像度がだいぶ荒いのですが人や車も自動で現れては列車に乗ってくれるので雰囲気が出ています。ただしやっぱり解像度が荒いので強引に車内の人とかを見ようとすると上の画像のようになっちゃいますね。やっぱりCities:Skylinesでも同じように大規模な街をシミュレーションしようとすると人一人にかけられるリソースはどうしても少なくなっちゃうんですよね。
動画でもちょっと話しましたが、シナリオ1ではまだチュートリアルの最中ということもあり、駅名が変更できない・バス路線が作れないなどの制約が多く残っています。恐らく2回目以降にプレイするときにはこの制限はなくなるかと思いますが、初回はあるので西榎守2みたいな微妙な名前や、城の最寄り駅の駅名を城の名前と同じに出来なかったりとちょっと歯がゆいところもありましたね。
とまあ初年度ではクリア条件を達成できませんでしたが、2年目の7月にて街の人口が2万人を超えて無事にクリアとなりました。
実はこのゲーム、インフラを一通り揃えるまでは楽しいのですが、一通り揃えてしまうとあとはひたすら儲かりそうなところに子会社建設するだけの放置ゲーになってしまうんですよね。シナリオ1ではそんなに待ちませんが、シナリオ2・3では顕著に現れました。
シナリオ2:「夢と希望の街」
シナリオ2はチュートリアルの一環ではありますが、今までロックされていた要素が全て開放され、難易度も「やさしい」で進めたので資金的に余裕があってバンバン開発が出来、一番楽しいシナリオでした。
そんなシナリオ2のクリア条件は以下の2つ
- 年間観光客20万人以上
- 株式公開
年間観光客20万人はそこまで大変ではないですが、問題となるのが株式公開。
純資産・利益剰余金・黒字決算2年が条件であるが、前2つは難易度優しいでは問題にはならず、問題になるのは黒字決算になります。
問題になると言っても初年度を黒字に出来るかどうかでプレイが長引くかどうかが変わってくるくらいなんですけどね。最初の方は株式公開についてはあまり考えていなかったのですが、それでも赤字決算にはならなかったのでストレートで進められました。
このシナリオでは「イベリアランド」「迫真神社」「杉尾温泉」の3つの観光名所があるのですが、初期で交通網が敷かれているのはイベリアランドのみ。それも鉄道路線は中心市街地のある大間駅までしか伸びておらず、そこからはバス輸送という状況でした。最初にイベリアランドまで路線を伸ばしたのですが、あまりお金をかけたくなかったしイベリアランドはそこまで遠い地ではなかったので単線で建設してしまったんですね。これが後々面倒なことになってしまいました。
しかもこんな感じで大間駅の終点部分がもう開発されていたので延伸がしようにも出来ず、スイッチバックする形でイベリアランド方面に路線を伸ばしてしまいました。正確にはここで運行系統が分断されているので直通する列車はないのでスイッチバックは発生しないのですが・・・
そしてこれを見る通り、初めは単線で建設したのですがプレイを進めるうちに沿線にビルやらが立ち並んでしまってしまい、いざ輸送力が増えた時に複線化ができなくなってしまいました。それでイベリアランドの主要駅には二面二線にして、列車交換が出来るようにしたのですがそれでも上げた動画を見てほしいのですが、イベリアランドから先は西迫真駅まで土地の関係で一面一線の駅しか作ることが出来ず列車本数が思うように増やせなくなってしまうという状態になってしまいました。
そんな状況もあって長らくシナリオ2ではバス輸送に頼るところもありまして、バスの路線網についても動画で解説したとおり1系統から7系統まで作成して観光客や住民の輸送をさせていました。動画は最終形態の状況のため、長らくは迫真神社までは鉄道網がなくて西迫真駅からひたすらバスをピストン輸送させていたり、杉尾温泉までも鉄道がなかったのでこれも大間駅から西廻りでバス輸送させていたり、途中で地下道路掘削技術を手に入れてからはトンネルを掘って東杉尾駅までを連絡させたりしていました。
文字だけだと位置関係が分からないので、動画から地図を引っ張ってくるとこんな感じになります。
あとは、このマップの観光地であるイベリアランドですが、やっぱりグラフィックは拡大すると荒い割に人目線で歩けるくらい拡大できるので、一人称視点でみてみるとこんな感じになります。
これはまあいい感じに見えるのですが、ジェットコースターだけを見ると、こいつどうやって張り付いて走ってるんだ・・・?ってなりますね。
あとは輸送力が鉄道にしろバスにしろ貧弱なので、インフラ作ったは良いものの放置しているとこんな感じで観光課長に怒られてしまうので一定時間おきに混んでいるかをチェックして、混んでいる場合にはバスや列車の増発をする必要がありますね。ただ、鉄道はさっき言ったとおり単線なので増発しようにも出来ない・・・ので両数を増やすしかなかったりします。ただなんだかんだでクリアするまで単線行き違いでも列車の混雑で観光客がパンクするようなことはありませんでした。
ある程度路線網が充実してきたら、時々混雑状況をチェックして混雑してきたらバス・列車を増発させるくらいで後はそんなにやることも無くなって来るんですよね。難易度「やさしい」では子会社がとにかく利益を上げまくるのでひたすら資金の許す限り子会社を駅の周辺に建設しまくってましたね。
特にイベリアランドの周囲は初期状態にホテルと植物園くらいしかなかったのが、ホテルだのキャンプ場だの建てるだけどんどん利益が上がるので最終的には子会社まみれになるまで発展してしまいました。写真ではまだ初期の頃の発展最中の様子になるのですが。
あと、結構可愛いキャラは多いのですが、肝心のイベントが1年に1度とか低頻度でしか発生しないので、折角のキャラを活かしきれていないな~って残念さはありました。ちなみにイベントとしては業務とは関係なくて時事に関すること(スーファミ発売)とか、野良猫に関する話題みたいなちょっとした親睦を深める事なのでストーリー本編には全然絡んできません。特にこの子はNEW GAME!のねねっちみたいで可愛かった。分かりません?
それと面白かったのがシナリオ2では車両開発をちょっとやりまして、本当は西武2000系とか作りたかったのですが、年代的に作れるのが全面が直角の西武401系くらいしかできず、そんなわけで開発したのがこちらになります。
車両開発はとりあえず1個だけ作ってみてそこそこ面白かったので、今度もう少し作ってみようかなと思います。
シナリオ3:「通える古都を目指して」
シナリオ1・2はチュートリアルに過ぎず、こんなのをクリアしても本作をクリアしたとは呼べません。まあチュートリアルと言ってもシナリオ1クリアするのに6時間、シナリオ2は8時間くらいかかってるのでここまでで14時間くらいかかってるんですけどね。
プレイ時間はともかくとして、難易度的にはシナリオ1・2ともにチュートリアルの難易度で、ある程度インフラ整えたら後は子会社ポツポツ建設して街ingメーカー4を遥かに上回る放置プレイをし続ければ簡単にクリアは出来るのですが、難易度普通で挑むシナリオ3はそう簡単には行きません。
そんなシナリオ3のクリア条件は以下の3つ!
- 住宅経済規模200億円
- 年間観光客数100万人以上
- 鉄道総延長120km以上
初めにですね、シナリオ2で街が成長しきっちゃって全然複線化出来なかった反省を踏まえまして、クリア条件の件もあってとにかく敷設する線路を片っ端から複線で敷きまくったんですね。それでプレイ開始1時間ですでに鉄道総延長は80km超えで早速目標の2/3を達成!まずは総延長クリアしてそれから観光客数増やしていくのが鉄板かな・・・と思っていた時期が僕にもありました。
シナリオ2でも度々片鱗を見せたこいつがいよいよ牙を向いてきます。
そう、資金不足です。
難易度普通だと初期資金が少なめなので、調子に乗って敷設しまくるとあっという間に資金が底をついちゃうんですよね。
画像は初年度の終わり頃なのですが、初めの1年で鉄道総延長は105kmとほぼ達成だったのですが、資金もほぼ枯渇していてここから先の鉄道敷設15kmは尋常ではなく大変でした。
そして難易度が「やさしい」から「普通」になると社員状況・株主信頼度などが追加されます。社員状況は難易度「やさしい」では常にMAXなので何も考えず子会社乱立しておけば利益がウハウハなのですが、「普通」になるとそうはいかない。最初は同じノリでやっていたら社員の数はそのままなのに子会社が増えて業務量激増のブラック鉄道会社と化して社員状況もボロボロ。もちろん利益も全く出なくて今までどんな辺鄙なところに建てても赤字にはならないと思っていた子会社が軒並み赤字ではないか!
そんなわけで急いで社員募集かけて人員を増やし負荷を減らして、それでも負荷は正常になっただけでは下がりきった意欲は回復しないのでボーナス出したり社員旅行行ったりしてなるべく金をかけずに社員状況を回復させて、それでも赤字の子会社は競売にかけたりコストを最小に抑えて縮退運転させたりとまるで社長みたいだなと思いましたが、社長業でした。
難易度「やさしい」から「普通」に切り替わってことで深く意識しない行けないのは、今までのような鉄道網の整備だけではなく、内政としての社長業も考えていかないと行けない点でしたね。
そんな状況ですからシナリオ2のようにバスの路線網を充実させたりする余裕は一切ナシ!面白い列車を走らせる余力もなくひたすら金になるよう通勤電車を増発させまくるビジネスライクな鉄道会社運営をひたすらしていました。
そんな中でも北西に位置する瀬塚城までを結ぶ瀬塚線は当初の複線化敷設ラッシュの並には乗れず、お金がほぼ枯渇してからは路線延長なんて余力も全く無いためこんな感じの列車が一本だけ行ったり来たりしていましたね。
なんで機関車牽引の客車なのかというと、木材輸送も兼ねて貨客混載だったからなんですよね。これも徐々に木材はトラック輸送にシフトさせたり、鉄道総延長達成の観点から銀行から借金しまくって強引にほぼ複線化させたりして最終的にはこちらも各駅停車の電車が行き交うだけのつまらない路線になってしまいました。
あとは営業部長の嘘っぱちアドバイスに騙されたりしました。彼のアドバイスはこちらに路線敷設してはいかが?ってのが多くてもう複線で敷設してるんですけど・・・ってのが多いのですが、珍しく想定してないアドバイスとして工業地帯に資材工場を作って資材を生み出し、貨物列車を使って街の各地に輸送させてあげると街の発展が加速されるのかな・・・?と思い駅を作って資材工場を2つ建設し、更には貨物列車を作って資材を街の各所まで輸送させるようにしてみたのですが、結果的にはこれはまあ大外れ。資材工場はほぼ周りに何もない田舎に作ったせいかみるみるうちに作業効率は下がっていき、最終的に稼働率10%程度でほとんど資源を生産せずに大赤字垂れ流し。専用の輸送列車も最終的には一週間に一度しか資材輸送をしない状態になってしまって、あまりにも勿体ないので資材工場は売却して機関車は客車を付けて客車列車として別の区間に再投入という形で終わってしまいました。
シナリオ2でもちょっと話しましたが、初めの鬼開発時代が終わって資金が枯渇すると途端に取れる選択肢というのが少なくなってしまいます。そうすると資産が回復するまでひたすら放置→子会社建設の流れを歩むしか無いのですが、シナリオ2と違って時代が昔なので物価も低くお金も溜まりにくい。更に子会社も全然利益が出ないので更に待ち時間が増えていく・・・とプレイ中の大半が放置していたような気がしますね。まさにこれが待ingメーカーって感じです。
そんな形で2年目の終わりには観光客数100万人は突破できるかなと思いきや、ギリギリ届かなくてもう一年やるハメにもなったりしました。このスクショのとおりですが、残り1800人足りなくてダメだったんですよね。
初期資金で目標120kmのうち105kmは敷設したのですが、そこから先が資金との戦いでして最終的には銀行を借金にしまくり、単線で十分な区間でも複線にしても足りずに最終的にはこの通り地価の安い田舎に意味もなく線路を敷設してようやく達成しました。達成は出来たのですが株主信頼度が☆1ですし、借金も12億円くらいある上に昭和33年度は1年間丸々放置プレイしてたので利益も大きくて法人税の支払いも4億円くらい控えているのに関わらず手持ち資金が266万円というどう見ても破滅しか見えない終わり方をしてしまいましたが、一応クリアにはクリアです。
クリアした後に流石にこの状況をなんとかしたいと思いまして半年くらい頑張ってみまして、なんとか配当金は出せて株主信頼度は☆2に上がり、借金は全然返せてないですが追加借金無しでなんとか法人税は支払いできるところまでは回復できました。機会があったらここから借金返済するところまで持っていきたいですね。
バグの探求(プチ)
本作はバグ要素も微妙に残ってまして一人称視点で歩いていると結構地面の当たり判定がない場所があって、そのまま地下にめり込めて地中から街を見上げることも出来たりします。手っ取り早く再現できるのはシナリオ2の海岸にある養殖所から侵入できるのですが、シナリオ1でもどこかは忘れちゃいましたが抜け道があって、上のような画像が撮れたりできます。
また工事現場の床に当たり判定がなかったりして、床にめり込む事もできます。地下から眺める工事現場ってなかなかシュールですね。
それと最新のバージョンではかなり改善されたのですが、遊び初めの頃はフリーズバグが結構な頻度で発生してまして、それもセーブを挟まずに数時間プレイしたタイミングくらいの頻度で発生するため、忘れた頃に突然現れる災害のような恐ろしさがありました。ちゃんとこまめにセーブしないといけないですね。これで一度数時間のプレイがぶっ飛んだことがありました。
そう思って定期的にセーブしようとしたら、セーブ中にフリーズして泣きそうになったこともありましたね・・・幸いにもこの時いはセーブ自体は上手く出来ていた・・・気がします。
とは言えプレイした中で確認できるバグはこれくらいで、オープンワールドゲームではないのでそこまでぶっ飛んだバグはありませんでしたね。
バグでは無いですがマップの端にある隣町との接続を表す矢印ですが、これなんと一人称視点でも普通に表示されるので、見上げるとクソデカ矢印が空中に浮いているというなかなかシュールな光景を見ることが出来ます。
ライトに書くといいつつ結構長丁場になってしまいましたが、今回のレビューはこの当たりにしたいと思います。
今の所特段ハマってるゲームはないので次は何のレビューにするかはちょっと未定です。また数カ月後にお会いしましょう~