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Fallout4:ストーリー前半戦

前回に引き続いてのFallout4レビューです。今回はメインストーリーについて語っていきたいと思います。
今回のレビューはネタバレ全開で書いていきますので、未プレイの方は注意してください。

前回のクラフト編でも話しましたが、Fallout4はかなり長大な物語なので、一から十まで全部語ろうとすると凄まじく長くなってしまうので、節目節目で撮ったSSを元に紹介していこうと思います。

Falloutシリーズは今まで3とNVをプレイしてきましたが、3がVault101を脱走した父親を探すのが大きな目的なのに対し、4ではVault111から拐われた息子を探すのが大きな目的になっていまして、父と息子の関係がちょうど逆転しているんですよね。
もちろん両方共父親と息子を見つけてからがストーリーの本番なのは言うまでも無いんですが。

4の冒頭シーンは戦前のボストン・マサチューセッツ州の自宅からスタートしまして、今までのFalloutシリーズは全て戦後数百年後スタートだったので、戦前の世界が垣間見えたのは新鮮でしたね。けどそんな幸せな戦前の風景は一瞬しか味わえずに、開幕早々核ミサイルが降ってきて、核シェルターであるVault111に避難することに、過去シリーズからVaultが胡散臭い人体実験施設なのは知っていたので、例のごとく半ば騙される形で冷凍睡眠に入り、一気に200年後の世界に飛ばされてしまいます。

冷凍睡眠から目覚めた主人公を待ち受けているのは200年達荒れ果てた自宅と、200年経っても何故かピンピン稼働している召使ロボットのコズワース、Falloutシリーズでは戦争から200年経っても平気で戦前のロボットや、下手したらグール化した人間とかビルなどの建物が現役で残ってるんで、色々と凄い世界ですよねえ…

それで更に凄いのが、コズワースとの再会を果たしたらもう後は何をしても自由という事、厳密にはサンクチュアリに戻る必要すらなくVault111を脱出した時点でもうフリー活動可能という事。
JRPGとかだと次にやることが決められており、ルートに外れた所に行こうとすると見えない力で移動できなかったりするのですが、Fallout4だといきなり全てのスポットに行くことが出来ます(※インスティチュート本拠地など例外があるが)
それでもメインクエストはあるわけでして、基本的にはそれに沿って進めるわけですが、その第一歩として進めるのがこの「When Freedom Calls」ですね。

サンクチュアリの南にあるコンコードの町に追い詰められて絶体絶命のミニッツメンの生き残りを助けるのがこのクエストでして、いきなりパワーアーマーに乗って、ミニガンをぶっ放してデスクロー先生を粉砕するという序盤でそんなことやっちゃって良いのかwwと言いたくなるくらいのクエストですね。

このクエストで仲間になるのが、このブレストン・ガービー
こんな顔してますけど、Fallout4屈指のヒロイン?です。
Fallout4では仲間に好感度パラメータが設定されており、好感度が最大になると男女問わず告白してくるという”鬼”仕様がありまして、このガービーと行動を共にしてると事あるごとに主人公を口説いてくるとんでもない奴に変貌してしまいます。ウホッ・・・

そうそう、早速ですがこの辺りで主人公がブレストンが所属してるミニッツメンの将軍に就任しちゃうんですが、将軍と言うと偉そうですが各地の居留地のためにパシらされては住民に罵倒されまくるという中々辛いポジションなんですね。

続いて向かうのは連邦でも最大の街であるダイヤモンドシティ
連邦のほぼ中心にありまして、連邦の中でも一番端っこスタートなもので次に向かう町がこんなに離れてて良いのか?という気がします。3で言うところのメガトン的な町ですが、メガトンがVault101の近所なのに対しダイヤモンドシティはだいぶ離れてるという違いがあります。
市長室に向かうために乗ったエレベータからはこんな風に町並みが見られて、初め見たときは結構興奮しましたね。よくよく見るとバラックが立ち並んでいるだけなんですが、ここにたどり着くまでに見てきたのは無秩序な廃墟ばっかりだったので、活気がある場所と言うのは連邦でも少ないと思います。
偶に活気がある人間がいてもレイダーやガンナーだったりするしね

ダイヤモンドシティの中心部にはプロテクトロンのタカハシが経営するヌードルショップがあります。ナンニシマスカー

この子はナット、本名はナタリー・ライトでして、ダイヤモンドシティの新聞記者のパイパー・ライトの妹ですね。パイパーの方がよく主人公に絡んでくるのに何故かパイパーのSSは残ってなく、ナットのSSだけ残ってました。ナットかわいいから仕方ないよね。
バイパーはコンパニオンに出来ますがナットは出来ません。ナットは子供だし非戦闘員だから仕方ないんだけどねえ。

話をメインクエストに戻すと、この辺はプレイしたのがだいぶ前なので記憶があやふやなのですが、息子の情報を追ってダイヤモンドシティに向かう→ニック・バレンタインと言う探偵に聞くのが良い→ニックは攫われているので助けに行く。みたいな流れでニックを助けに行きます。
ここのクエストでニックを助けると仲間になるのですが、このニックもこんな見た目をしてますが今作屈指?のヒロインとなっています。
その理由としてご覧の通り人間でなく人造人間なのですが、それにもかかわらず倫理観がイカれきった連邦において、比較的マシな倫理観を持ってるからですね。ダイヤモンドシティで探偵をやってるのですが、そもそもダイヤモンドシティは人造人間を排除することに躍起な町なのにも関わらず、町の人の依頼を地道にこなすことで受け入れていったって過去も持ってますしね。

まあ、ダイヤモンドシティに限らず連邦の人間が人造人間を排除したがる理由と言うのは、インスティチュートと呼ばれる組織が知らず知らずのうちに生身の人間と見た目が人間と瓜二つの人造人間を入れ替えると言ったことを長年続けているからなので、どっからどう見ても人造人間にしか見えないニックは逆に安心なのかもしれないですね。

ニックと言えば後々、彼の個人クエストで自らの記憶のベースとなった人物の軌跡をたどるというモノがあるのですが、そこのクエストの最後にたどり着いた因縁の相手を興奮しちゃってニックにトドメをささせないで主人公がさしちゃったとか色々ありましたねぇ…

話を本筋に戻すと、ニックを救助した後に息子を誘拐したのはケロッグと言う男が怪しい、みたいな流れになりまして、ダイヤモンドシティにあった彼の家を捜索した後にヘーゲン砦で彼と対決、妻の仇であり息子の行方を握るキーパーソンとの因縁の戦いということでかなり盛り上がるところでしたが、この頃はまだ主人公を育てておらず弱かったためにひたすら逃げまくり、ケロッグがこちらを見失った所で背後から奇襲を繰り返しなんとか勝利するというなんとも盛り上がらない復讐劇となってしまいました。

その後、息子の行方を探るために彼の死体から脳みそを回収するという中々ぶっ飛んだことをし始めますが、後々ミスティックパワーというParkを取得すると、人間の死体もボリボリ食べれるようになるので、いやあ…凄いですね

復讐を果たし外に出ると、Fallout3でも登場したB.O.Sが飛行戦艦と共に登場。
この時点ではBOSはストーリーには関わってこないのですが、それでもこの登場シーンはかなり盛り上がりましたねぇ…

その後お持ち帰りしたケロッグの脳みそをメモリー・デンで解析するんですけど、ケロッグの記憶を遡るため仮想世界に入ることになりました。ただ、Fallout3でのVault112の経験から、ウェイストランドでの仮想世界ってのは入ったら出れないわ仮想世界での死が現実の死になるわで、大体ろくな事にならないのでかなり身構えてたんですが、こっちのほうはかなり良心的(?)なので危険なことは何も起こらなかったですね。

ただ、今まで復讐相手だったケロッグの悲しい過去が次々と明らかになるため、精神的にはあまり良くないクエストでしたね。それはともかく、インスティチュートには物理的な入り口が存在しなく、人造人間はテレポートで連邦と行き来しているという事実が発覚します。そのためにコーサーと呼ばれる現場指揮官のチップを解析して、インスティチュートへのテレポートプログラムをハッキングして潜入する流れになりますね。

そのためにまずは材料のコーサーを狩りに行くんですが、その現場で監禁されてたのがこちらの人造人間。

なんか凄く意味深そうなキャラだったんでスクショ撮っておいたんですが、後々彼女が現れることはなかった…何だったんだ一体…

この後、コーサーのチップ解析のため人造人間の解放組織であるレールロードに協力を仰ぎに行くんですが、こいつが文字通り地下組織のため本部が非常に分かりにくい所にあるんですよね。あまりに分からなすぎて一旦この辺りで詰みかかってしまって、その時に気分転換で仲間にしたのがこのケイト姐さんですね。

ケイト姐さんは幼いころ両親に奴隷商人に売り飛ばされ、後々金を稼いで自分を解放した後、復讐のため両親をぶっ殺したりと中々の経歴をお持ちな姉御でして、主人公が他の人の頼みを聞いたりするとやきもち妬いて好感度が下がるという中々かわいい面も持ってますが、スリしたり素っ裸になって一緒に行動すると何故か好感度が上がるという謎な一面も持ってますね。ピッキングしたり人を脅したりと小悪人プレイには最適なコンパニオンですが、流石に関係ない人をいきなり殺すと怒り出しますし、かと言って善人プレイ中に連れ回すとやきもち妬いちゃって好感度が下がっちゃうんで、中々難しいコンパニオンなんですよねえ…

そんな感じで、中身はともかく見た目はFallout4随一…いや人造人間になった後のキュリーに続いて2番目にかわいいヒロインですね。彼女の個人クエストはヤク中を治しにVault95に連れて行って、ヤク中矯正マシーンで治すんですが、道中のアサルトロン戦を全部彼女にぶん投げて主人公は逃げ回ってたので、治療施設に着く頃にはアサルトロンの火炎放射で彼女の肌が真っ黒に焦げちゃってたのでどうしようかと思いましたが、サンクチュアリに戻ってきたら何事もなかったかのように元通りになってたので安心しましたね。

話をストーリーの本筋に戻して、気合いを入れてレールロードに接触してコーサーのチップを解析してもらいますが、実際の転送装置であるシグナルインターセプターの制作はミニッツメン・レールロード・BOSいずれかの勢力に協力を仰ぐ事になりますが、自分はミニッツメンの将軍なので、自分の組織で解決できるならそれが1番だろ!と思い迷いもなくミニッツメンに協力を仰ぎに行きました。
ただ、ミニッツメンにそんな技術力のあるやついたっけな?って思ったらこいつでした。

奴の名はスタージェス、このファッションは彼の趣味でなくて、居留地で住民に仕事を割り振ることが出来るのですが、こいつは何を割り振っても放り出して壁をトンカンやってるもんだから罰として全裸にサックフードにさせました。

が、こんなもの作れちゃうんだから大したもんですよねえ…まあスタージェスは設計で作ったのは将軍なんですけどね。将軍は鉛筆から掘っ立て小屋まで作れる異能力者だから、こんなものくらい作るのは造作も無いことですよ。

その功績を讃えてスタージェスには裸サックフードから女装にランクアップして、その後はずっと女装が板に着いてきちゃってるので、もはや他の衣装は考えられないし元々どんな服を着ていたかももはや思い出せないですね。

そんでもって、いよいよインスティチュートに潜入。将軍も精一杯のおめかしをして挑みます。

しかしこのインスティチュート本部、核戦争によって荒廃した後の世界とは思えないほどの清浄さと高度な科学力が見て取れますよね。自分も今までは色々とインスティチュートの悪い噂を聞いていたのですが、この本部を見ただけでインスティチュートが連邦を制覇すればいいんじゃね?って思ってしまいましたね。

さてさて、このインスティチュート潜入をもってストーリーの前半戦が終了となります。ここからは驚愕の事実が明らかにされて、各派閥ごとのクエストに分岐してエンディングまで怒涛の展開を歩んでいくことになります。
ストーリーとしてもここからが1番盛り上がる所で、冒頭で話した息子を探すのが最終目的ではなく、息子を見つけてからが本番と言う事はこのことになります。

…けどここからが結構長くなるので、一旦分割しますね。
それではまた~

 

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