ヒラリラーのブログ

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2022年5月飛行機禁止沖縄旅行(前半)

2022年のGWに前々から夢見ていた船で沖縄に行きたいという野望を実現して来ました。今回は船で沖縄到着するところまでをお送りしたいと思います。

ちなみに同行者も今回の旅行記を書いておりますので、よかったら合わせて見てください。

aokashi.hatenablog.jp

1日目:サンライズ乗車

初日は20時半に新宿に集合予定でしたが、出発前に夕食を取ってから集合予定だったが手違いで家でご飯が食べられなかったため、新宿の松屋で軽く夕食を食べて集合しました。

サンライズは21時50分発なので時間は合ったのですが、乗車券が新山口→博多間が在来線経由であり、この区間は新幹線経由に変わったので乗車変更を新宿駅みどりの窓口でしました。

時間余裕かと思ってたのですが乗車前の買い出しなどバタバタやっていたら良い時間で、東京駅に着いたのは21時半頃になってしまいました。

更にサンライズのシャワー券も始発駅だから余裕で買えると思っていたのですが、なんと出雲号のシャワーカード券売機が故障のため瀬戸号のみの稼働となってしまいました。

瀬戸号にしかシャワーがないと気づいたときには既に長蛇の列。そして残念ながら売り切れてしまったため当日はシャワー浴びれないのが確定してしまいました。

まあこの日は夜まで在宅だったのでそこまで汗をかいてなかったのが幸いでした。そしてシャワーカードでドタバタしているうちにあっという間に発車時間となってしまいました。

出発後は検札が来るまでロビーに行かないで部屋で待っていたのですが、これがいくら待っても来ない。小田原を過ぎて熱海が近づいても来なかったので車内探検をしてこちらから車掌さんにコンタクトを取って検札してもらいました。

丹那トンネルの通過は同行者とロビーカーで過ごし、沼津を過ぎた当たりで解散となり、静岡を過ぎたあたりで眠りました。

2日目:津和野とDLやまぐち号

次の日起きたのは三ノ宮を過ぎたあたり、やはり寝台列車でしかも個室だと楽しくて全然眠れないですよね。奇しくも1ヶ月前に姫路旅行に行っていたので、あの時乗った山陽電車の線路を今度はサンライズから眺めることができました。

その後はもう一眠りして起きたのは岡山到着直前。岡山にて瀬戸号と分割をします。サンライズ名物の岡山での分割併合で鉄ヲタ大集合(私含む)イベントも健在でした。倉敷を出ると伯備線に入りここからは未乗区間となります。

駅メモをやってる関係で各駅ごとにチェックインをしないといけないため、普通列車の時刻を調べて駅間所要時間を参考にして次の駅の通過時刻を算出した上でタイマーをかけて5分くらい寝る・・・というのを繰り返していました。つまりほとんど眠れてません。

そのまま米子に到着しましてここからは山陰本線となり、ここからは再び既乗区間となるため一安心し、1時間ばかり睡眠を・・・と思ったのですが目が覚めてしまったので同行者とロビーカーでぶらぶらしていました。宍道湖の当たりはちょうど私の部屋は見えない反対側だったので見える同行者の部屋に集結して宍道湖を眺めつつ、松江を出るといよいよ出雲市まであと10分のところまで来てしまったので一旦自室に戻り下車準備をととのえ、ちょうど身支度が終わったタイミングで出雲市に到着しました。

出雲市では一福の割子そばを食べ、電鉄出雲市駅を見学したらもう出発時間となり、スーパーおき3号で津和野に向かいます。本当は出雲大社行きたかったのですが、6年前に行ったのと今回は時間がなかったのでスルーしました。

スーパーおきは単線非電化で線路もそこまで整備されていない山陰本線を爆速で飛ばしてガタガタと揺れて少し怖かったです。思えば2016年に山陰本線旅行をした時から何も変わってなかったですね。そして自由席だったため左側の座席しか空いておらず日本海を眺めることはできませんでした。

益田駅からは山口線へ、再び未乗区間に入りましたが山陰本線も単線非電化なのでそこまで変化があるようには感じられませんでした。

列車は津和野駅に到着し、既にSLやまぐち号の客車が入線していました。ここで気がついたのですが実はSLが故障のため代わりにDLで運行されるとのことになりDLやまぐち号になってしまいました。

津和野駅では1時間半ほど時間が合ったのでレンタサイクルを借りて津和野を街並みを散策・・・するほど時間もなくて津和野郷土資料館と養老院を見学したらあっという間に時間となってしまいました。津和野郷土資料館は森鴎外を初めとした津和野出身の著名人を紹介した施設なのですが、軒並み戦前の人物なので昔は栄えていたのだが今は寂れてしまったんだなという印象を受けましたね。

出発10分前くらいにDLやまぐち号に乗車したのですが、グリーン車が取れずに普通車となってしまったのが逆に幸いしたようで展望車が隣の車両についていたので1回ほど展望車から後ろの景色を眺めたりできました。展望車は人が多くいたので長居はしなかったのですが、それでも列車最後尾から風を感じながら景色を眺めるのは格別で、人がいなかったらこのまま新山口までここに立っていてもいいような感覚でした。

そんな至福のときはあっという間に過ぎて終点の新山口に到着。新山口から当初は普通列車で博多まで移動する予定だったのですが、500系が引退も近づいてきたとのことでこちらに乗車して博多に向かいました。

さすが新幹線というか新山口からはあっという間でして、途中新下関でのぞみとみずほの退避待ちはありましたがそれでも1時間程度で終点の博多に到着しました。

博多では同行者全員が別々の宿に泊まるため一旦解散して荷物をおいた後で再集合となり、予定通り私は交流できたのですが一人がロッカーにキャリーケースが入らず手間取っていたようで、合流が30分くらい遅れてしまいました。

せっかく博多に来たというのと、熊本ではラーメンを食べる予定だったのでここでは博多ラーメンは食べず、もう一つの博多名物のホルモン焼きを食べました。出てきた時には量が少なくて足りないんじゃないかと危惧したのですが実際には味付けが濃く、ご飯のおかわりも自由だったので2杯ほどおかわりしてしまい満腹になれました。

その後は再び解散し、翌日もあるので2セットほどサウナに入り0時くらいに就寝しました。

3日目:熊本城と鹿児島出港

3日目は熊本までは当初新幹線で向かう予定だったのですが、普通列車でも大差がないとの新山口→博多の特急券代が以外に高かったので調整のため普通列車で向かうことにしました。そのため少し早めに9時15分頃に博多駅に集合し、28分の快速列車に乗って熊本まで向かいました。

列車は9両編成と東京の主要幹線並の長大編成だったのですが朝ラッシュ時のためこれも全ての座席が埋まるくらいの混雑を見せており、前面展望にずっとかぶりついたまま座れずに乗換駅の鳥栖までやってきました。

鳥栖は前の長崎旅行でも乗り換えのため降りた駅なのですが、今回は改札は出ずにそのまま後続の区間快速に乗り換え、この列車にて上熊本まで乗りました。本当は途中田原坂で降りて西南戦争資料館に行きたかったのですが時間が足りずに断念。ここはまたいつか訪問したいです。

下車したのは熊本ではなく上熊本駅。ここからは熊本電鉄に乗って藤崎宮前に移動します。熊本電鉄は元東京メトロ1000系魔改造した車両が走ってましてパッと見ではくまもんラッピングが追加されたくらいですが、架線から電気を供給するよう改造されてるんですよね。

藤崎宮前からは少し歩き、こむらさきで王様ラーメンを食べました。九州らしくとんこつラーメンでしたが、普通のラーメンと王様ラーメンはどこが違うのかはよく分かりませんでした。

そこからは熊本城に移動したのですが、熊本城の入り口とコインロッカーがどこにあるかが分からず少し迷ってしまい、熊本城の観光は1時間くらいと短くなってしまいました。

熊本城は熊本地震によって一部崩落してしまい現在再建中ですが、地震の被害が紹介されたパネルが各地に立っており分かりやすかったです。

天守閣の中も広く、とてもじゃないけど1時間で回れるような分量ではなかったので飛ばしながら回ったので、再訪したいスポットがまた一つ増えてしまいました。

しかし熊本城は現存天守ではなく、太平洋戦争で失われたかと思いきやその前の西南戦争で炎上してしまい失われてしまったとのこと。現在の天守閣は1960年頃に再建されたので結構最近でしたね。

急ぎの熊本城観光も終わり、いよいよ鹿児島へ移動をしたのですが、ここで路面電車の時刻が非常にギリギリになってしまい、猛ダッシュで飛び乗る形になってしまいました。乗ったときにはもう一本後でも何とかなるだろうと思ってたのですが、調べたところ一本後だと予定のさくら号に乗れず、後続のつばめ号だと鹿児島中央到着が1時間遅れになってしまうことが判明して青ざめましたね。余裕を持っていたはずなのに本当のギリギリになってしまったのは反省ですね。

ともあれなんとか予定通りのさくら号に乗車でき、これで鹿児島中央までひとっ飛び。自由席だったので通路側しか取れなかったのですが、九州新幹線は全体的にトンネルが多くて景色もあまり楽しめないのでまあ許容範囲内かなかと。まあ窓側取れるだろうと高をくくってたのがまずかったですね。

鹿児島中央まではたったの40分程度で到着し、ここからはいよいよフェリー乗船です。本当は鹿児島の居酒屋に行って鹿児島焼酎飲みたかったのですが時間がなかったので駅前の売店で船内で飲む用の鹿児島焼酎を買いました。

そして連絡バスに乗り込んでフェリーターミナルに移動し、ここで乗船手続きを済ませていよいよ乗船というところまで来ましたが、ここで乗船前の買い出しのため同行者一人と近くのコンビニまで行ったのですがこれが重大なハプニングを招くことに・・・

そもそも乗船手続きに思ったより時間がかかってしまい、買い出し開始は出港30分前で最寄りのコンビニまでは歩いて7分程度とかなりギリギリなタイミングになってしまい、買い出し自体はスムーズに終わったのですが帰り道になんと同行者が乗船券を無くしてしまうハプニングが発生。

幸いにも来た道を引き換えして2分くらいで見つかったようなのですが、道中に落ちていたようでこれがもし風が吹いてたりしてたら見つけられなかったので、また乗船券買い直しになっていたと思うとこの旅最大のピンチでしたね。結果論になってしまいますが、事前買い出しで買い揃えたものは大体船内売店でも売っていたので無理して買い出ししなくても良かったかもしれません。これは今後の反省点です。

今回乗船するクイーンコーラルプラスは前に乗ったオーシャン東九フェリーや三井商船フェリーとは異なり割りと年季の入った船のため最新鋭船に慣れきった身としては満足するかが不安でしたが結果的には問題なかったです。ただ一つ不満だったのが無料のコインロッカーがない点。貴重品ロッカーはあるのですが小物しか入らないため、PCとかSwitchは何度も使うため都度お金を払ってコインロッカーに入れるわけにもいかずに自室のベットに放置せざるを得ませんでした。まあなるべく自分たちの居室エリアに誰か一人は残すようにしたため結果的には盗まれることはありませんでしたが・・・

乗船してすぐ荷物問題が解決しないうちに出港時間を迎えてしまったので、貴重品だけは急いで貴重品BOXに預けてすぐに甲板に上がって出港を見届けました。ただ内心PCやSwitchが盗まれたらどうしようかとヒヤヒヤでしたね。

船は遅いというイメージはあるのですが、それはあくまで鉄道や飛行機と比較してスピードでして、大体時速40kmくらいは出ているので出港してしまえば自動車くらいの速度は出るんですよね。出港を見届けた際に鹿児島新港が思っていたよりあっという間に遠ざかっているのをみてそれを強く実感しました。出港後は船内レストランの夕食タイムとなったのですが、私はコンビニでカップ麺を買っていたので今日はそれを食べることにしました。旅の途中って毎回毎回ご当地のものを食べないと損した気分になるので、せっかく船に乗って一段落したし今夜くらいはジャンクなもので済ませたい気分だったためです。

船内探索の後に夕食のカップめんを食べ、日も落ちた甲板で鹿児島で買った焼酎を飲んだのですが、単純な水割りだとやっぱキツかったですね。ソフトドリンクで誤魔化してない焼酎は昔の飲みサー時代に嫌ってくらい飲んだ源液焼酎の味を思い出してしまうのでやっぱり苦手です。事前買い出しや船内で買ったソフトドリンクと割っていい感じに飲むことができました。酔い止めを飲んだとは言えこれから外洋に出て揺れも激しくなってくるので、酔っ払って意識が朦朧としてる間に早めに就寝しました。

4日目:沖縄上陸まで

前日寝たのが早かったためか、翌朝起きたのはなんと朝の5時。奄美大島に寄港するタイミングでした。

奄美大島の寄港は朝早すぎるためどうせ見られないと初めからアラームすらかけていなかったのでこれには驚きでした。

しかも朝食の時間も5:20から5:50までと奄美大島寄港のタイミングと合わせているためこれは朝食無理だろうと思っていたのですが、結局お腹も程よく空いていたので同行者含めて3人で朝食を取ることが出来ました。

奄美大島出港を見届けて朝食を食べた後は一眠りし、再び起きたのがちょうど次の島である徳之島に入港するタイミングでした。やっぱり眠りが浅いせいなのかアラームをかけなくても船内放送で入港のアナウンスが流れるとすぐ起きてしまうんですかねえ

徳之島・沖永良部島与論島では乗船する人も下船する人も多く、この船が島の主要な島外との交通手段なのか、徒歩で降りて車で迎えに来る人たちも多く見かけました。

ただ調べたら徳之島は空港もあるみたいなので船が唯一の手段というわけではなさそうです。徳之島から先の区間は船内の乗客も多く、特にお昼のレストランの営業は行列になっていて、本当は鶏飯が食べたかったのですが始動が遅れたせいか売り切れてしまい牛丼になってしまいました。

レストランの営業終了後には食堂スペースで学生がちらほら勉強している姿を見かけるなど、観光客向けというより島民の足として機能しているんだなあと実感しましたね。

あと紹介したいのが船内の自販機や売店の値段など、写真の通り観光地価格ではなく普通の街中と同じような価格でジュースやおつまみ・カップ麺を買うことができます。さすがにカップ麺はちょっと割高でしたけどね。

さらにレストランもカレーや牛丼・タコライスは500円、定食でも700円程度と街中の定食屋よりも安いリーズナブルな価格だったのは嬉しかったですね。

不満点があるならお風呂でしょうか。コロナの影響か波浪の影響かは不明なのですが浴槽が中止されていてシャワーだけになっていたのと、シャワーも温度が安定せずぬるま湯ばっかり出ていたのでお風呂上がる時は結構寒かったです。5月の温かい時期でもこれですから真冬だとかなり厳しそうな気がしますね。

船はその後沖永良部島与論島と停まっていき、あっという間に我々が下船する本部港に到着しました。なんだか24時間近く乗船していたのに半分くらい寝ていたのか全然長時間乗った実感がありませんでした。これは酔い止めが効いたので船酔いに苦しめられたというのも大きいかもしれません。

今回の旅行は長旅ということで旅行記も長くなってしまったので、今回はここで一区切りにしたいと思います。

後半では沖縄についてからの旅行についてお届けしたいと思います!

それではまた~

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