ヒラリラーのブログ

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2018年竜飛岬・函館旅行

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今までこのブログではほぼゲームレビューだけを投稿してきまして、旅行記は以下のページにて書いていたのですが、せっかくHatenaBlogに移動して文章も手軽に書けるようになったので、今度からはこちらでも旅行記を投稿していこうと思います。

そんなわけで第一弾としては、大分前になってしまいますが2018年の8月に行ってきた竜飛岬・函館旅行の旅行記をお届けしようと思います。

 

 

初めにお断りしておくとこの旅行記は旅行から3年経った2021年に書いたものであり、当時の記憶があやふやになっているため、もしかすると記憶違い等が発生してるかもしれません。そのことだけご了承ください。

初日:東京から秋田まで

この旅行は竜飛岬・函館を巡る旅行であるが例によって往路は新幹線は使わずに在来線だけで向かった。地元駅を出て向かったのは寄居駅である。寄居駅は初めて訪れたのだが東武東上線の終点にして、JR・東武秩鉄の3社が交わる一大ターミナル駅・・・とは思えないくらいの寂れっぷりで驚いてしまった。確かに埼玉の中でも果の方の駅ではあるのだがここまで寂れてるとは思わなかった。とはいえ駅前に人家もあるしお店もあるけどね。

寄居からは青春18きっぷを取り出し目指すは一路青森となる。とは言えこの日だけでは青森は行けないので、第一歩として乗るのはいきなりディーゼルカーである。八高線高麗川から北なのでこの区間気動車であるキハ110で運行されている。開幕から田舎感あふれる出だしとなった。

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寄居駅

高崎からは上越線を使って北上、ここで電車に戻りまずは水上へと向かう。水上駅からは普通列車の本数が無茶苦茶少なくなって時間も開くので一旦ここで腹ごしらえとする。駅前のラーメンきむらで食事をしたが味はまあ普通の定食屋のラーメンと言ったところで可もなく不可もなくである。

水上駅のホームに入線していたのは新型電車のE129、まさかこんな閑散区間で新車が走っているとはねえ。JR東は中古車両を地方に左遷するより地方は地方用に新車入れるのがトレンドだった気がするのでそのせいなのだとは思う。この列車は長岡まで向かうロングラン列車で途中の六日町にてほくほく線の車両とすれっ違ったりしつつ何事もなく長岡まで到着する。終点の長岡ではまた新潟行に乗り換えてこれで新津まで移動する。新津というのは新津車両製作所で有名なところではあるが、実際に来たのは初めてである。それどころか新潟まで行ったのも自分の意志では初めてかもしれない。とは言え今回の旅行では通過のみで下車しなかったのでまたいつか来たいものである。新津駅は磐越西線信越線・羽越線が交わる駅で、写真のように駅名標が四股に分かれているのが特徴的、今回は新潟駅まで行っていないのでこちらもいつかは行ってみたい。あと磐越西線も。

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新津駅駅名標

新津からは羽越線を少し進み、新発田の駅で1時間の列車待ちとなる。「しんはつた」と読むのかとずっと思っていたのだが「しばた」なのね。この駅で食料調達と軽食を食べたりする。ちなみに新発田駅は構内に謎の駐輪スペースがあった。レンタルではなさそうだしこれは職員用なのだろうか?新発田駅ではきらきらうえつとすれ違ったりもしましたが、結局この車両も乗らずに廃車となってしまったなあ・・・

そして村上行きに乗車、この区間羽越本線は単線になったり複線になったりと躍動感がある区間である。そしてこのあたりで日も暮れてくる。村上から先は非電化となり、乗車するのもキハ40となった。村上を出ると日本海沿いを進むのだが、夕日に染まる黄昏時の日本海は中々いい景色であった。客のいないこの時間から夜にかけてのボックスシート乗車を楽しめるのがやっぱり青春18ならではの旅なんですよね。

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村上からのキハ40系

21時を周り列車は酒田駅に到着。ここからは再び電車となりやってくるのは東北の覇者こと701系。もう夜も深くなっているし疲れていたので足の伸ばせるロングシートのほうが助かったのかもしれない・・・というくらいこの区間は記憶に残っていない。そのまま秋田駅まで向かったのだが、秋田駅では引退したカシオペアの車両であるE26系を見かけた。思えば北斗星カシオペアも乗らないうちに廃止されてしまって悲しいところではあるが、E26はクルーズトレイン用として使われているそうだが、トランスイート四季島と違ってそんな1回の乗車で数十万も取れるような豪勢な内装じゃないのによく活用できるよなあと思ってしまう。現役時代と同じか少し高いくらいだったらまた乗ってみたいものだけど、まあ無理でしょうね。

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秋田駅で見かけたカシオペア

秋田駅に付いたのは0時近くになってしまったのだが、この時点でも0:02発の八郎潟行きがあるのが意外だった。この地方でも意外と遅い時間まで走ってる列車あるんだね。

秋田駅の構内には東横インがあるのだが、そのすぐ隣には漫画喫茶コミックバスターがあり、金の少しある人は東横インに、無い人も漫画喫茶に泊まれるという格差社会を感じさせられる素敵な構造になっている。もちろん金のない私が泊まるのはコミックバスター。そんなわけで初日は終わるのであった。

2日目:竜飛岬観光

かなりのハードスケジュールを組んでしまったため、前日0時頃に秋田着なのだが出発は朝の5時半である。秋田5時27分発の普通列車に乗車。途中で井川さくらという駅に止まったのだが、ここは人名っぽい駅で有名で、駅名標を見てもその通りだと感じる。

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井川さくら駅

列車は弘前で終点となるが、すぐに乗り換え青森に着いたのは8時50分である。前の旅行では弘前を半日かけて回ったため、今回は弘前駅では降りなかった。

青森駅では朝食を食べて、駅から歩いて10分くらいの所にある「あおもりまちなかおんせん」に向かった。昨日の夜はシャワーを浴びれなかった(と思う)ので、ここで旅の疲れを癒やすタイミングとなった。ここはだいぶ時間が立ってしまったので細かい内装までは覚えていなかったのだが、地方にある普通のスーパー銭湯といった佇まいであった。

青森駅に戻ってきて見かけたのが先程話題にしたトランスイート四季島である。あまり内装まではジロジロは見なかったのだが、昔別府旅行に行ったときにななつ星別府駅の構内で見かけたことがあるので、実物を目にする超豪華クルーズ列車はこれが2本目であった。

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トランスイート四季島

ここからは津軽線に乗車して本州最北・・・の駅ではないが津軽線の終点である三厩駅に向かう。津軽線は途中の中小国駅までは海峡線と一体となって津軽海峡線として本州と北海道の貨物の大動脈であるので、青函トンネルを走る在来線旅客列車が全滅してしまった今でも電化されているのである。が、これだけの幹線だから途中の中小国までは電化複線だろうと思いきや実は全線単線のままなのである。とにかく途中の蟹田駅までは今まで通り東北の覇者こと701系に乗車して電車旅を続ける。途中中小国を過ぎた直後の新中小国信号所にて海峡線との分岐となる。ここまでの区間は短かったのだが、それでも1回コンテナを満載した貨物列車とすれ違い、ここが貨物の大動脈であることを実感することが出来た。

途中の蟹田からは非電化となり車両もキハ40となっていよいよ末端感がでてきた。とはいえここまで来てしまえば終点の三厩はすぐであった。この辺りはすれ違う貨物列車もなく、快晴だったのも合わせてのどかなローカル線と行った風情を楽しめた。

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新中小国信号場

津軽線の終点の三厩に到着し、ここからはバスで竜飛岬に向かう。竜飛岬まで通じている鉄道路線としては海峡線が通じているが、竜飛海底駅は廃止されて竜飛定点になってしまったのでバスで行くしか無いんですよね。逆に昔は竜飛海底駅で降りて、そこから地上の博物館を見学するなんてことも出来たのですが、新幹線の時代になってしまった今では無理でしょう。
津軽線の末端区間と合わせてバスの本数も一日に数本しかないのだが、実は連絡は取れていて組み方に寄っては駅で何時間も待たずにスムーズに行くことも出来、今回もそこまで駅で待たずに青函トンネル資料館までたどり着くことが出来た。

青函トンネル記念館は地上の博物館もまあ面白いのだが、やはり真骨頂は青函トンネルまで通じているケーブルカーでしょう。まあ当然ながら本線や竜飛定点のホームには出られないが、作業杭に出ることは出来た。ここには內部の移動用と思われる自転車も何台か置かれていて、53kmもあるトンネルだから自転車を使うにしても相当大変だろうなと感じた。一方で作業杭だけだったら遊歩道として開放するのは保安上の理由で難しいにしても、年に数回くらい青函トンネルラソン大会なんか開いても面白いんじゃないかと思いましたね。

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青函トンネル作業杭

そして青函トンネルの見学も終わり、まだ時間があったので竜飛岬の観光に向かった。トンネル資料館から竜飛岬まではそこまで離れておらず、徒歩でも問題なく向かうことが出来た。竜飛岬の近くには階段国道があったが、こんなところに有名スポットが有るなんて知らずにちょっと驚いてしまった。
そして階段国道を降りて、竜飛岬の先端まで行けるところまで行ってみようとしたのですが、よく考えたら竜飛岬は本州の最北端ですらなくて単なる岬なんですよね。そのことをすっかり忘れていて本州最北端に行くぞ!と意気込んでいたので拍子抜けだった。(最北端は大間岬)

しかし岬の先端部はそんな些細なことなどどうでも良くなるデンジャラス地帯であった。写真は張りますが特には語らない。

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例の食堂

例の食堂から少し進んだところがちょっとした広場になっていまして、ここが実質立ち入りが自由に行ける岬の先端部だった。この先にも防波堤や島はあるが岬ではないし、何より立入禁止っぽかったのでここで引き返すこととしましたが、野良猫がいたのでしばらく眺めていた。
そんなわけで帰りのバスで三厩まで戻ってきたが、ここからは津軽線の接続する列車がないために、そのまま別のコミュニティバスを乗り継いで奥津軽いまべつ駅まで戻ってくる。ここで使うのが有名な「青春18きっぷオプション券」である!

普通に使うと奥津軽いまべつ木古内で大幅な待ち時間が発生してしまうので使いにくく、普通に津軽海峡フェリーの方が便利で安くて早いという本末転倒きっぷなのですが、竜飛岬観光と組み合わせると実は有効に使えるきっぷだったりする。

そんなわけで青春18きっぷで新幹線に乗車し、先程見学した竜飛定点や青函トンネルを通過してあっと言う間に木古内までやってきた。

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青春18きっぷで乗れる新幹線

ただ木古内でも1時間くらいの待ちが発生するので、この時間を使って夕食を食べて道南Debian鉄道もとい道南いさりび鉄道に乗車。この区間は電化はされているのですが費用の兼ね合いからか使用されているのはこの旅では4度目くらいの登場となるキハ40となった。この区間はもう日も沈んでいたのと終点の函館までほとんど乗客もいなかったので夜汽車を楽しむことが出来た。

1時間ほどで終点の函館に到着し、この日は駅前にあるスーパーホテルに宿泊。全くと行っていいほど函館観光しなかったので、今思えばラッキーピエロくらい行っておけば良かったと感じる。

3日目:帰京

最終日ですがこの日は帰るだけなので特に書くこともなし。帰りは一旦新函館北斗まで移動するが、もう青春18の呪縛から解かれて普通乗車券だったため特急券を上乗せして特急で移動した。

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スーパー北斗車内

そして新函館北斗からははやぶさ16号にて帰京。新幹線で新函館北斗から東京は4時間半もかかるのだが、往路は2日もかかったことを思えばあっと言う間に着いてしまった。どうにも新幹線の車内というのはぼんやりと高速で過ぎて行く車窓を眺めるだけであっと言う間に時間が過ぎてしまう・・・と思ったがこれは在来線でも変わりはしなかった。特に初日は1日丸々乗りっぱなしだったが長いと感じることもなかったように思う。そして東北新幹線といえば高速走行と並んでトンネルが名物である。東北・北海道新幹線のトンネル一覧というサイトが有り、その名の通り東北新幹線北海道新幹線のトンネルが全て書かれているため、このサイトを見ながら車窓を眺めているだけであっという間に時間は溶けていくので、函館まで長いよと感じる方々にはオススメである。はやぶさ号は東北新幹線の中でも最速達種別のため、盛岡を出ると次は仙台、その次は大宮というまさに東北版ののぞみ号と呼ぶべき停車駅の少さである。そんなわけで仙台を出るともう1時間ちょっとで大宮である。普通列車で東京から仙台まで行くと半日はかかるので凄い俊足ぶりである。

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シンカンセンスゴイカタイアイス

出発した時刻が早かったのもあり日も沈まないうちに東京に到着し、後はまっすぐ帰宅したのであった。

 

とまあ、こんな形で3年前の旅行記を当時の写真を元にして振り返って見たが、結構覚えているものでしたね。まだまだ旅行記に書いていない旅はいっぱいあるので、これからもポチポチ書いていければと思います。

それではまた!